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就労定着支援とは?就労継続支援との違い

就労定着支援とは、具体的にどのような支援なのでしょうか。こちらのページでは、就労定着支援でできることや対象者、利用期間などについての詳細と、就労継続支援との違いや利用方法などについて詳しく解説します。

目次

就労定着支援とは?わかりやすく解説

就労定着支援は「就職後のサポート」を目的とした障害福祉サービスです。ここでは、就労定着支援について詳しく紹介します。

就労定着支援とはどんなもの?

 

就労継続支援や就労移行支援などの就労支援サービスを利用し、一般企業への就労をした方に対して、就労を継続してもらうためのサポートを行うのが就労定着支援です。

雇用した企業や利用者宅への訪問、定期的な相談機会の設定などの支援を通して、環境の変化や人間関係、生活面など利用者が感じている課題に対する支援を行い、一般就労を継続していくことを目的としています。

どんな人が対象

 

就労定着支援を利用できる対象者の方は、就労移行支援・就労継続支援・自立訓練・生活介護などの就労支援サービスの利用をしたうえで一般就労へ移行した障がいのある方、となっています。

現在就業中の方はもちろんのこと、休職中の場合には、「休職中の障害者を雇用する企業及び医療機関による復職支援の実施が見込めない、又は困難である場合」など所定の条件を満たす場合に利用することが可能です。

利用できる期間

 

就労定着支援を利用できる期間は、最大で3年となっています。

就労移行支援・就労継続支援・自立訓練・生活介護などの就労支援サービスを利用して一般就労をした場合は、6ヶ月間は利用していた事業所が定着支援を行うこととなります。その6ヵ月を超えた後も支援が必要な場合は、就労定着支援事業に利用を申し込む流れとなります。

利用料はかかる?

生活保護受給者の場合、就労定着支援にかかる利用料金の負担はありませんが、厚生労働省が定めた障害福祉サービスの「サービス提供費」に応じて料金が決まります。

就労移行支援とおなじように、基本的には自己負担は1割となっていますが、前年度の世帯所得や自治体によっても利用料が変わるので注意が必要です。

就労継続支援との違い

就労継続支援はA型とB型の2種類に分かれており、利用者の抱える障害や課題、目標に応じて実際の就労訓練を通して社会的な自立を目指すことを目的としています。

一方就労定着支援は、就労継続支援などの福祉サービスを利用して一般就労をした方の中で、環境の変化などが原因で一般就労の継続が困難になっている状況の方を支援するサービスです。

就労移行支援との違い

就労移行支援では、就労継続支援を利用していた方などが一般就労に向けて、就労をするために必要な知識やスキルの向上を目的とした訓練を行うほか、応募書類の添削、面接対策などより専門的なサポ―トを受けることができます。

一方就労定着支援は、一般就労をした後のサポ―トを行うサービスです。

就労移行支援を利用して一般就労をした方のなかで、就労を継続するうえで課題を感じている方が就労移行支援を利用する、といった流れになります。

就労定着支援の利用方法

就労定着支援を利用する場合、就職までに利用していた就労支援事業所で利用申し込みを行います。

就労支援事業所による定着支援は最大で6ヵ月となっているため、それ以降も利用したい場合は、就労定着支援事業所を探し、改めて申請が必要です。

その場合は、基本の流れとしては事業所の見学、申請、認定調査、受給者証発行、サービス利用という流れとなります。

就労定着支援とは、就労継続支援や就労移行支援といった福祉サービスを利用して一般就労をした方向けの、一般就労の継続を目的としたサポートです。

一般就労が叶った後にもしっかりとサポートをしてもらえるので、必要に応じて利用を検討してみると良いでしょう。

まずは仕事を見つけて働いてみたい、という方は就労継続支援を利用すると良いでしょう。以下では、江東区、江戸川区にあるおすすめの就労継続支援事業所をご紹介しています。どんな事業所があるか、ぜひ見てみてください。